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淡彩画と風景スケッチ、人物画

  淡彩画  風景スケッチ  人物画

 ここでは、スケッチブックを片手に気軽に描ける絵画の趣味をご紹介します。スケッチで最もポピュラーなのは風景画でしょうか。次に、人物もスケッチの対象としてよく描かれます。
 
 スケッチは鉛筆で描かれることが多く、その他にペンなども使われます。スケッチブックに風景や人物などを主に線描きでデッサンし、その後、彩色を施します。そこでもっとも多用されるのが、透明水彩絵の具の特性を生かした、淡彩画の技法です。ものの順序としてこの淡彩画から説明していきます。

淡彩画

 淡彩画は水彩画の一つですが、鉛筆などで画用紙にデッサンした線をそのまま生かして描くため、独立したジャンルとして扱われることが多いようです。

 通常の水彩画と異なる点は、水をかなり多めに使い、ぼかしやにじみなどの技法を多用して、その名の通り淡い色に仕上げることです。デッサンの線が生きるように工夫するとともに、あえて白い部分を残すことで逆に奥行きを出すなど、さりげなく見える彩色の裏に入念な計算が潜んでいたりします。また、絵の具と水が紙の上で混じり合って生みだす偶然の効果もあり、それが淡彩画の魅力の一つにもなっています。

 初めに描いたデッサンの線を生かすも殺すも彩色次第。あまり描き込まない省略の技術が求められます。さらりとした透明感が出せるようになれば成功です。淡彩画の絵ハガキは観光地でよく見かけますから、参考にするとよいでしょう。

風景スケッチ

 文字通り、風景をスケッチすることです。通常はスケッチブックなどに写生して、淡彩画として仕上げるわけですが、その他に油絵などを描くための準備としてスケッチをする場合や、鉛筆や木炭でしっかりと描き込み、デッサンそのものを作品とする場合があります。

 外でスケッチブックを広げて絵を描くのは、なかなか勇気のいることです。絵に興味のある人がときどきそっとのぞき込んだりするからです。自信を持って描けるようになるまでには時間がかかりますが、風景スケッチを趣味とする以上、避けられない宿命です。

 風景スケッチではまず、構図をしっかり決めることが大事です。道路や建物のあるところでは透視図法の心得があることも重要。遠近感は線の強弱や、描き込んだり省略したりといった技法でも表現します。うまい人の風景画には空気が感じられるものです。やるからにはそのレベルを目指して頑張りましょう。

人物画

 人物画は上級者向けといってよいでしょう。風景画では「うまいね」とほめてくれた人でも、人物画を見せると「あまり似てないね」とか言われて、素直にほめてくれるケースが少ないのです。それは人間の脳が人の顔に対して特別の仕組を持っており、観察力や記憶力を強く発揮するからです。

 つまり、人物画はわずかなデッサンの狂いや質感の違いさえも、ずぶの素人に見抜かれてしまうということです。人物画は油絵でじっくりと描けば、モデルの内面に迫る表現を目指すことになりますし、淡彩画なら描線を生かしてその人の雰囲気を描くことになります。

 淡彩による人物画は挿絵やスタイル画などにも応用されますから、デザイナーやイラストレーターを目指すならマスターしておきたい技法です。


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