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デッサン、クロッキー/絵がうまくなりたい方に

  デッサン   クロッキー
 
 絵の上達の基本となるのがデッサンやクロッキーです。油絵、水彩画、日本画、デザイン・イラストなどの基礎修練として欠かせません。

 デッサンは鉛筆や木炭などで、時間をたっぷりかけて無彩色で対象を描くことです。形や空間の把握、質感の表現などを追及するもので、デッサン力の向上なくして絵画の上達はあり得ません。

 クロッキーは速写と訳されますが、美術系の専門家を目指す人以外にはあまりなじみがないかもしれません。デッサンが光と影と透視図法を駆使して、対象をじっくりと表現するのに対して、クロッキーは3~10分、長くても20分という時間内で描き、主に対象を線でとらえます。

※画材について:クローキーで使われる画材は、柔らかい鉛筆かコンテ(鉛筆形のものもある)です。紙はスケッチブックより薄い「クロッキー帳」を用意してください。

デッサン

 デッサンは色がなく、地味で根気のいる作業なので、美術系の人でも気がのらないと苦痛感が伴います。趣味で絵を描く皆さんは、あまりうまい下手とか、技術的なことにこだわらず、楽しみながら取り組んでください。そのためには、描きたいものを描くということも大事です。

 デッサンという作業は、脳を経由して目と手が連動して働くことですから、枚数をたくさん描くことが上達の秘訣といえるでしょう。しかし、漫然と描いているよりは次のようなことを意識して取り組むと、上達速度が速まるはずです。

1.形(シルエット)を輪郭線でとらえる
2.プロポーションを正確にとらえる(見た目と実測は異なることがある)
3.部分の形を「球・円錐・円柱・立方体」の4基本形に分解してとらえてみる
4.自分の目の高さを意識し、パースペクティブに線の角度をとらえる
5.立体感を鉛筆(または木炭)の濃淡(トーン)で表す練習をする
6.「硬い・柔らかい」「光沢がある・ない」などの質感を表現できるようにする
7.光と影のトーンを正確に把握し、回り込んだ反射光の影響も表現する


 以上のように、絵は目と手で描くといっても、実際は脳の認識力にかかっています。理論のみで絵は描けませんが、理論を無視して感覚のみに頼っては上達の壁を破ることはできません。

クロッキー

 
 クロッキー(仏語)は英語ではスケッチといいますが、「日本語」として使われる場合、両者のニュアンスは違うようです。クロッキーはもっぱら、5~10分前後という短い時間で対象の形や特徴をできるだけ正確にとらえる練習のことをいいます。そのため、多少の影をつける描き方もありますが、線だけで表すことが多くなります。

 ところで、美術の専門家を志す人のクロッキーはヌードが基本で、いろいろなポーズを短時間に何枚も描きます。趣味としてのクロッキーは、静物や花、風景など身近なものをスケッチするのがよいでしょう。どうしても人物が描きたい場合は、家族にモデルになってもらいます。15分以内なら我慢してくれるでしょう。だめなら、人物写真を見ながらのクロッキーもあります。また、自分の左手(または右手)をいろいろな角度から線書きするのも面白いもので、勉強になります。

 クロッキーは、デッサンのようにじっくりと形やプロポーションをとらえている時間がありませんから、部分にこだわらず全体をしっかりと描き上げます。途中、失敗したと思うことはよくありますが、あまり気にせず描き続けるか、あるいは間違った線を消さずに、別の線を加えて修正します。そうして何枚も描いているうちにバランスが取れてくるでしょう。クロッキーでは線のスピード感やリズムが大切です。


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