思い出の品・捨てられない収集
玩具 入場券 電車の切符 ポスター、カレンダー ブロマイド 映画のパンフレット駅弁 ガチャポン トレーディングカードゲーム
玩具、入場券、パンフレット、ガチャポンなどのコレクション
子どもの頃に遊び親しんだ玩具類や、旅行、レジャー、見学などの記念にとっておいた各種入場券や切符、パンフレットなどは、すっかり熱が冷めた後も思い出を消してしまうようでなかなか捨てられないものです。その種類が多くなりますとなおさらで、いっそうのこと今後も増やしていこうという気持ちになる方も少なくないでしょう。意識的なコレクションが始まるわけです。しかし、「思い出のコレクション」の場合、人に頼むなど、体験に基づかない収集は邪道で、喜びも少ないことは知っておくべきでしょう。
玩具(おもちゃ)
子どもの頃によく遊んだおもちゃには思い出がいっぱい詰まっています。そんなおもちゃがふとしたことで見つかったら、あなたは捨てられますか? 玩具コレクションは、時代やジャンル、造形、材質などいろいろな観点からの集め方があると思いますが、きっかけは個人的な思い出ではないでしょうか。玩具にはその時代の特有の特徴があります。例えば、明治時代は木かブリキのおもちゃが普通でしたが、大正になるとセルロイドが登場し、戦後は国産のプラスチック玩具が出回るようになります。
また、キャラクター物の玩具は、昭和48年に「マジンガーZ」、昭和56年には「機動戦士ガンダム」が大ヒットするなど、それぞれの時代のヒーローが子どもたちの心をとらえています。その後、ファミコンが昭和58年に発売され、世の親たちを悩ませることになりました。今ではおもちゃといえばICが組み込まれたものが普通のようです。玩具収集はそうした時代の変遷を考察する上でも、面白いものといえるでしょう。
入場券
テーマパーク、遊園地、美術館、博物館、コンサート、動物園、植物園、庭園、お寺の参観‥などの入場券は、そこで楽しんだ思い出が詰まっています。特に特別に催される1回限りの演奏会や絵画展は、入場券の絵柄も美しく捨てがたいものがあります。記念にとっておいた入場券が10枚、20枚とたまっていくうちに、このテーマで集めてみようという気になってきます。入場券コレクションは必ず自分が入場したものに限る、というルールを作るか作らないか、人それぞれのやり方があるでしょう。電車の切符
ポスター、カレンダー
お気に入りのアイドルや動物、風景などの写真のポスターやカレンダーは、本来自分の部屋に飾るものですが、それとは別に収集の対象にもなります。ブロマイド
スポーツや芸能の世界のスターやアイドルのブロマイドは、いつの時代にも人気があります。好きなものだけを買って満足していればいいのですが、たくさん持っていると、ある日「コレクションの神さま」が降臨してくることがあります。どうして集めたくなるのか、人間って不思議な習性を持っているものですね。映画のパンフレット
映画はテレビに比べて画面も音声も迫力があるうえ、まさに旬の時期に見られるので、わざわざ外出してお金を払う価値はあります。その感動を帰ってからも味わうのが映画のパンフレットです。映画体験の証ともなる思い出のパンフレットは、なかなか捨てられません。映画ファンは「○○を観た」というように自慢したくなるもの。それを会話ではなく、証拠の品として視覚的に表現できるのも、パンフレット収集の動機の一つにあるのかもしれません。駅弁の包装紙・パッケージ
列車の旅の魅力の一つに駅弁があります。駅弁が好きな人は、それが目的で途中下車するほどの入れ込みようで、それぞれの土地に特有の味覚を堪能するわけです。その際、記念に包装紙(または絵柄の入ったフタ)を記念にとっておくところから、駅弁収集の趣味は始まります。そうなると旅の方向を決める際に、駅弁がかなり影響力を持つことになりそうです。ガチャポン(カプセルトイ)
ガチャポン(通称)はガチャガチャとかガシャガシャなどとも呼ばれ、球形のカプセルの中に様々な人気キャラクターのフィギュアなどが入っているのがミソです。安価なところから子どもたちに絶大の人気で、やがてオタク向けのマニアックな商品まで出るようになりました。ガチャポンは自分で中身を選べない販売方法なので、重複したトイは他の人と交換することになり、ここにガチャポンを収集する面白さがあるわけです。そのため、別名トレーディング・フィギュア(トイ)などとも呼ばれます。
トレーディングカード
トレーディングカードは、今ではトレーディングカードゲームをするためのものというイメージが強いのですが、もともとは俳優やアイドル、スポーツ選手などの肖像を印刷したカードのコレクションが目的でした。つまり、最初から収集目的で販売されていたカードが、それを利用して様々なカードゲームができるようになったということで、通常とは逆のコースになっています。さまざまな人気ゲームやアニメなどのキャラクターが美しいカードになっていますから、マニアにとってはワクワクするコレクションに違いありません。TOP HOME