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手作りフラワー/リボン・フェルト・ペーパー・
パン粘土

 
 手作りフラワーはその名の通り、リボンなどの布やフェルト、ペーペー、紙粘土などを材料とした造花です。昭和40年~50年代に爆発的な人気を集めたもので、まだ生花のフラワーアレンジメントが普及する前から、洋風のアレンジメントやブーケ、コサージュなどが、二十代から三十代の女性を中心に作られていました。

 やがて女性が社会進出する時代を迎え、「趣味としての手作りフラワー」は衰退していきました。しかし、一部の熱心なフローリストたちは、本物と見紛うほどの、いやそれ以上に魅力的な表情を持った花々を創ろうと努力を続け、今日に至っています。

 ハンドメイドの花は、一枚一枚、花弁や額を作ってまとめ、葉をつけて一輪の花を作るという気の遠くなるような作業を繰り返して、最終的にアレンジするわけです。手芸特有の根気が求められるわけですが、手先の器用さと根気強さは多くの女性の得意分野。一輪一輪、さまざまな表情の花が出来上がっていく喜びと、それをアレンジして作品を作る醍醐味は、何事にも代えがたいものがあります。

 生花の新鮮さにはかないませんが、手作りフラワーは花の表情や葉のつき方、茎の曲がり方など、自由自在に形を決めることができます。生花に比べて造形的な自由さは計り知れないものがあります。

 生花やプリザーブドフラワーは遅かれ早かれ鮮度が落ちてしまいますが、ハンドメイドの花は、紫外線による退色さえ気をつければ、半永久的に作品を楽しめます。「自然」に依存しない、100パーセント自分の手で作るフラワーアレンジメントは、今後も多くの人に感動を与え続けるでしょう。あなたも「お花作りのマジシャン」を目指しませんか?

リボンフラワー

 リボンフラワーの名は、アセテートリボンを使って花を作ったことに由来します。このほかに針金やフローラテープ、リボンに癖をつけるためのコテなども使います。

 リボンフラワーの全盛期には、街角のあちこちに教室を見かけましたが、当時、教えられていた花は「リアルな花」とは言い難いレベルでした。その後、さまざまな素材の布や染色などの技術を取り入れ、作品のレベルは時代とともに向上し続けました。

 生花が主流になった後も、小さなバスケットやコサージュ、壁掛けなどは、水がいらず、寿命もないリボンフラワーが有利です。比較的やさしく作れるのも魅力の一つです。

 なお、フェルトフラワーも材質の違いのみで、基本的にはリボンフラワーの一種と考えてよいでしょう。その他のシート状になった繊維類についても同様です。

ペーパーフラワー

 ペーパーフラワーは、花の材質感が出しやすいクレープペーパーを中心とした材料で作る花です。リボンフラワーより親しみやすく作りやすいので、子供と一緒に楽しむこともできます。材料の特性から、花によってはリアリティがないこと、大味すぎることなど、不満は残りますが、安い費用で手軽に、華やかなインテリア装飾ができるのが魅力です。

パンフラワー

 
 パンフラワーはパン粘土(小麦粉が原料の手芸用粘土)を使って作るのでこの名があります。粘土での造形は難しそうに見えますが、花弁や葉などを一枚一枚、手順を追って作っていけば思ったほどではありません。リボンフラワーより難しいのはその先です。色粘土で作った各パーツは、場合によっては油絵具で彩色を施さなければならないからです。自然な質感を出すためです。その意味では、誰でも作れるようになるリボンフラワーに比べると、見栄えのする花を作るにはいくらか敷居が高いかもしれません。

 しかし、パンフラワーの持つ重厚な雰囲気は見る者を圧倒します。本当にこれが粘土で作られた花なのかと思うと、初めての方は感動するでしょう。趣味として始めてみるかどうかは別にして、機会があったら是非実物を直接ご覧になってください。


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