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オセロ、連珠(囲碁将棋以外の純粋頭脳ゲーム)

 囲碁将棋以外の純粋頭脳ゲームの代表として、オセロと連珠をご紹介します。オセロは日本の商標名で、元の名はリバーシ。また連珠は、五目並べに改良を重ねて、プロ棋戦に耐えられる奥深いゲームとなったものです。  
                  「連珠」はこちら

オセロ(リバーシ)

 
 オセロはいちばん多くの方に知られたゲームではないでしょうか。挟んだ相手の石は、縦横斜め全てひっくり返して自分の駒にできる、という極めて単純なルールでありながら、やってみると難しい。子供の遊びと思ったのがすっかり大人もはまった、という方も多いようです。

 オセロは、イギリスで発明された「リバーシ」というゲームとほぼ同じですが、日本で商品化されて「オセロ」の商標で売り出され、世界選手権が生まれるほどに世界に広まりました。

 次に、ご存じない方のために簡単にオセロの概要を説明しておきます。
オセロのルールの概要
・8×8マスの盤を使い、裏と表が白黒逆になっている石(もしくは駒)を64枚使う。
・盤の中央に白黒それぞれ2個ずつ斜めにクロスして置いてから、黒よりスタートする。
・交互に石を置いていき、最後に打つところがなくなった時点で、石数の多いほうが勝ち。
・自分の石ではさんだ相手の石は、縦横斜めを全部ひっくり返して色を変える。
・打つ(はさんで相手の石をひっくり返す)ところがない場合に限ってパスができる。


 実際に行われているゲーム見ていれば、一回で覚えられるのがオセロ最大の長所です。しかし、覚えるのが簡単ということと、ゲームの深みとは全く別問題です。序盤から中盤にかけての考え方(定石)や終盤の手筋を知らないと、ちょっと知っている程度の人にも歯が立ちません。囲碁将棋の読みの力がある人でさえ、オセロのセオリーを自力で発見するのは至難の業でしょう。
オセロ上達のヒント
・石はあまりたくさん返してはいけない(序盤・中盤の心得)
・自分の石は、中央の塊の中心付近に集めるようにすると打ちやすい
・相手に壁を作らせるようにすると有利
・終盤には隅を巡って有利な形と不利な形があるので、よく研究する


 オセロは1手ごとに白黒の色が目まぐるしく変わるので、3手先を読むのも人間の脳では苦労します。将棋なら、初段前でも頭の中で20手以上は駒を動かせることを考えると、オセロの読みの難しさが分かると思います。「子供の遊び」と侮っていた方は、この際、オセロの上達書を一冊読まれてはいかがでしょうか。

連珠(五目並べ)

 連珠は五目並べとも呼ばれますが、両者には大きな違いがあります。まず、五目並べですが、これはルールをご存じの方が多いでしょう。

 五目並べは碁盤を使い、黒から打ち始めて、「先に5つ連続して並ぶ形を作った方が勝ち」というゲームです。これに「三三は禁止」というルールが加わるだけの、オセロも顔負けの単純ルールで、50代以上の男性は遊んだ方が多いのではないでしょうか。

 なお、「三三」とは、同じ色の石が一直線に3つ並び、かつその両端に相手の石がない形(これを「三」という)を敷いたときに、同時にもう一つ「三」ができる場合のことをいいます。三三を禁じ手にしないと、先手がたちまち勝ってしまうために作られたルールです。
 五目並べは地方ルールもあり、全国統一ルールがあるのか不明ですが、三々は先手・後手ともに禁止になっていることが多いようです。しかし、黒番のみ三々禁止で、白番はよいことにしても、五目並べはまだ黒番が圧倒的に有利です。
連珠の主な改良点
 そこで、黒白が対等に争えるゲームとして改良したものが、連珠というゲームです。連珠と五目並べの大きな違いは、15×15の連珠専用盤を使うということと、黒だけに一方的に禁じ手がいくつかあることです。

・黒は三々と四々は打ってはいけない(打てば反則負け)。白はどちらも打ってよい。
・黒は長連(6つ以上つながった石)を打ってはいけない。白は長連でも勝ち。


というもので、黒は三々、四々、長連を打たされても負けということになります。黒の禁じ手をめぐって、連珠には五目並べにない様々な手筋が生まれました。このルールで先手後手はほぼ互角になりました。

 しかし、有段者クラスになると、これでも先番の勝率が良くなるということで、対局前にややこしい手続きを取る方法が編み出されました。

 まず、①仮の先番を決めた上で、②黒が3手までを打って連珠の型を指定し、③仮の後手がそれを見て先手後手を選択し、④白番が決まったほうが4手目を打ち‥‥と、説明する方も頭が変になりそうですが、ご心配には及びません。このようなルールは上級者になって、大会に出るようになったら覚えればよいことだからです。

 連珠の基本珠型は26パターンあり、そのうちのいくつかは先手必勝があります。そのため、その必勝パターンを選ばせないための方法が、対局前のややこしい手続きとなったのです。連珠の必勝パターンが発見された時点で、プロの世界は終焉の危機を迎えたのですが、見事なルールによる解決法で、むしろ奥深いゲームが生まれたともいえます。囲碁・将棋に比べて地味な上に、手数も短いのですが、長編詩と俳句の違いと考えれば、気軽に楽しめて奥深い連珠の魅力が分かるのではないでしょうか。


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