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第二外国語の習得
(独語、仏語、スペイン語、イタリア語…)

  ドイツ語  フランス語  スペイン語  イタリア語  ポルトガル語

 
 かつて大学の教養課程で第二外国語が学ばれるのは、圧倒的にドイツ語が多く、特に医学部や工学部では必須でした。芸術系では、第二外国語はフランス語と昔から相場が決まっています。

 現代では選べる第二外国語も多様化しましたが、趣味として英語の他に何を学ぶかと問われれば、やはり独語、仏語、スペイン語、イタリア語などのヨーロッパ語に集中するのではないでしょうか。選ぶ動機としては、観光、音楽、サッカー、その他の文化が多いと思いますが、同じ「インド・ヨーロッパ語族」に属し、これまでの英語学習が多少役立ちそう、ということも有利に働いています。

ドイツ語

 ドイツが好きになる理由は多様です。車マニアならBMW、ベンツ、フォルクスワーゲン。クラシック音楽ファンならバッハ、モーツァルト、ベートーベン、ブラームス。お酒好きなら本場のビール。旅行好きならロマンチック街道。建築が好きならケルン大聖堂をはじめとする教会建築。そして、何よりも現地の人との触れ合いを望む人は、欧米の中で最も気質が日本人に似ていると言われる、ドイツ人の真面目さ、正直さ、素朴さがお気に入りのようです。

 かつて、学問といえばドイツ語の時代がありましたが、今は英語にその地位を譲りました。しかし、ドイツ語はお隣のオーストリア全域でも話され、スイス、ベルギー、ルクセンブルグでも公用語として一部に使われている国際語です。また、同じゲルマン語であるデンマーク、スウェーデン、ノルウェイはドイツ語に非常に似ていますから、将来、北欧語を視野に入れるなら、第二外国語はドイツ語で決まりでしょう。

 ドイツ語は演説をするとき最も美しく響きますが、発音やリズムは英語に比べてはるかに楽です。ただし、名詞に男性、女性、中性の区別があり、冠詞や形容詞などの格変化が煩雑で悩まされます。入門時にこの関門をくぐり抜ければ、英語の知識が最も生かせる言語ですから、マスターは早いでしょう。

フランス語

 パリが芸術、ファッションの中心地であることは、今も昔も変わりません。また、文学や哲学、そして映画、音楽(シャンソン)などの分野で、フランスは世界をリードしてきました。アメリカが経済的な力を背景に世界の中心を誇示する中で、フランスは格調高い文化の国であり続けてきました。また、フランス料理と赤ワインは別格で、これも世界に誇る“文化”になっています。

 フランス人は当然、フランス語が世界で一番美しい言語だと思っているようですが、発音自体は決して透明感のある美しさではありません。しかし、恋をささやく時、フランス語は最も美しく響きます。それはフランス語独特の鼻にかかった母音や、喉の奥を揺らす発音のせいでしょう。この他の特徴としては、発音をしない文字や、それが連音によって発音されるリエゾンなどの現象があることが挙げられます。一見難しそうですが、子音の後に母音がつくラテン系の言語ですから、日本人には英語よりはるかにやさしく感じるでしょう。

 なお、フランス語はベルギーやスイス、カナダで公用語の一つとなっている他、かつてフランスの植民地であったマダガスカル、カメルーン、コートジボワールなど、多くのアフリカ諸国でも公用語に指定されています。

スペイン語

 スペインといえば、フラメンコ、サッカー、ガウディの建築、闘牛…と、観光資源が目白押しですが、世界遺産も少なくなく、アルハンブラ宮殿、セビーリャの大聖堂、ローマ水道橋などの歴史的建造物を遺した観光都市が全国にくまなくあります。特に建築は、ロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式に加えて、一部にはイスラム様式やその影響を受けた建築も遺されており、さらにアールヌーボーや摩訶不思議なガウディの建築も加わって、多様な都市空間を形成しています。スペインは欧米人にとってもエキゾチックな国なのです。

 スペイン語は、あの闘牛場の空気をほうふつさせる情熱的な印象を受けますが、ローマ字式発音でほぼ通用するので、日本人にはなじみやすい言語です。また、ブラジル以外の中南米諸国のほとんどがスペイン語を公用語としていますから、実用面からも習う価値のある言語です。

 スペイン語が英語と異なって煩わしい点を挙げると、男性名詞と女性名詞があることと、名詞を修飾する場合に後置修飾と前置修飾があるということでしょうか。発音面では唯一、巻き舌が人によっては苦労するようです。しかし、英語学習よりはかなり楽でしょう。

イタリア語

 古代ローマからガリレオまで、世界史に華々しく登場するイタリアの都市は、世界遺産を中心に観光資源が豊富です。またサッカーファンやデザイン関係者にとっても、イタリアは何度も足を運びたい国です。それからカンツォーネ。パスタとワインもいいですね。地中海の気候そのものの、明るいイタリア人気質も魅力的です。

 イタリア語はイタリアとその中央部にあるサンマリノ以外では、スイスが公用語の一つにしているだけです。ただし、イタリア系の移民が多く住む世界各地の、そのまた一部地域ではイタリア語が話されています。とはいえ、実用的にはイタリアとスイス南部の言語と考えてよいでしょう。第二外国語としては、イタリアが心から好きだ、という方のみにおすすめします。

 イタリア語の元祖はローマ帝国時代のラテン語ですが、いったん多様に分化したイタリア地方の方言が再統一されて生まれたのがイタリア語です。それまでは学問や文学の記述はラテン語でした。明るいイメージのイタリア語ですが、歴史的重みのある言語なのですね。

 「ローマ字」の名がある通り、イタリア語はまさにローマ字式の発音でなじみやすいでしょう。フランス語も習得しやすい言語だと言われますが、発音の面を考慮するとイタリアに軍配が上がりそうです。もっとも、やさしいから習うという考えがいいかどうかは別ですが…。

ポルトガル語

 ポルトガル人には失礼かと思いますが、ポルトガル語は、欧米語としてはあまり必要性を感じない言語かもしれません。しかし、ポルトガル語は古くから移民などで日本と縁の深いブラジルの公用語でもあります。ブラジルといえばサンバとサッカー。底抜けに明るくて情熱的なお国柄です。ブラジルに行くなら、片言でもポルトガル語を話すと熱烈に歓迎されるでしょう。

 また、日本には多くの日系人が出稼ぎで来ています。日系ブラジル人が多く働く企業の周辺では、街角でポルトガル語が耳に入ってくる風景は当たり前のことです。ポルトガル語を学ぶ有力な動機になるでしょう。

 ポルトガル語はスペイン語と非常に似ています。あるスペイン語の堪能な人から聞いた話では、ポルトガル語は習わなくても、新聞を見れば何が書いてあるかおおよそのことはわかるそうです。たった1人だけのデータなので、信ぴょう性は50%程度でしょうか。でも、当たらずとも遠からじ、だと思います。


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