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美術鑑賞2
印象派からフォービズム、エコール・ド・パリまで

   
 写実的な絵画から抽象画が誕生するまでの間には、印象派、新印象派、後期印象派、アールヌーボー、フォービズム、エコール・ド・パリなどの様々な潮流があり、西洋美術史上最もきらびやかな個性あふれる画家たちが誕生しました。 気になる画家がありましたら、Googleの画像検索で調べてみてください。
印象派
 印象派(印象主義)には、モネ、マネ、ドガ、ルノアール、ロートレックといった華々しい画家が名を連ねます。印象派がそれまでの写実的な絵画と大きく異なる点として、主題や対象のイメージが強調され、色彩的に明るく、鮮やかになったことや、筆のタッチが荒々しくなったこと、輪郭線などの明確な線が見られなくなったことなどが挙げられます。

 印象派の絵が好きになるためには、「写真のような風景画はつまらない」と気づくことです。また、名作として有名なモネの「睡蓮」、ドガ(やや古典的)の「踊り子」、ルノアールの少女や裸婦を描いた一連の作品など、一人の画家をとことん好きになることも、印象派の扉を開けることにつながります。
新印象派
 柔らかい色調の点描画をご覧になったことはありませんか? あの絵がスーラで、新印象派と名付けられています。スーラは、次に紹介する後期印象派に分類されることもありますが、色彩を科学的に厳密に分割する手法(いわゆる点描画法)を用いた特異な画家であり、色彩を感覚的に扱う印象派や、抽象画の先駆けとも言われる後期印象派とは、別のグループにとするのが普通のようです。
後期印象派
 後期印象派の画家には、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホがいます。この辺からいわゆる「分からない絵」とされる率が高くなります。それもそのはずで、セザンヌやゴッホは生前には一般から理解されず、没後に歴史的な評価をされた人です。また、ゴーギャンもタヒチ島に住みながら、パリでの評価を気にしている人でした。

 ゴッホの晩年の作品にみられる粗い筆致、まるで生き物のようにうねる風景、原色に近い色彩は、それまでの印象派の絵画になじんだ人にとっても、すぐには受け入れなかったのかもしれません。また、セザンヌは「自然を円筒形と球形と円錐形によって扱うこと」を提唱した画家で、具象画でありながらその中には抽象画の芽を内包しています。ピカソを生む土壌となったその思想と作品もまた、すぐに理解されなかったのは当然かもしれません。
アールヌーボー
 アールヌーボーは19世紀末から20世紀初頭に駆け巡ったデザイン運動で、工芸品や装飾品の芸術的価値を高めようとしました。背景には工芸品の工業化(大量生産)に反発する動きがあり、自然をモチーフにした曲線的な装飾を多用したスタイルを生み出しています。その中で画家として活躍したのがミュシャです。
フォービズム(野獣派)
 原色の鮮やかな色彩、激しいタッチ、単純化されたフォルム。20世紀初頭のフランスの絵画運動は、その作品からフォービズム(野獣派)と名付けられました。マチス、ルオー、ブラマンクなどがフォービズムに属しますが、それぞれの作風は大きく異なり、グループとして活動していたわけではないようです。
エコール・ド・パリ
 芸術の都パリでは、世界の各地からやってきた放浪の画家が、独自の抒情性の強い作品を生み出しました。それらの画家を総称して「エコール・ド・パリの画家」といいます。現代でも人気の高い画家として、モディリアーニ、シャガール、ユトリロがいます。また、日本人のレオナール・フジタもその中の一人です。
その他の具象画家
 以上の歴史的な巨匠たちの他に、今日もなお異彩を放つ画家を紹介します。

・ボナール(ナビ派):印象派風の作風でファンは多い
・ルソー(素朴派):素人画家ながらメルヘンっぽい、神秘的な作品を残している
・モロー(象徴主義):聖書やギリシャ神話を題材にした作品が多い
・ルドン(象徴主義):内面を重視した夢の世界を作品に残した
・クリムト(ウィーン分離派)華やかな優雅さの中の「けだるさ」を表現した作品群

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