いい趣味を見つけたい方へ―おすすめ
手芸・工芸・工作   スポーツ・アウトドア   美術・絵画   ダンス・体操・健康   棋道・ボードゲーム・カード   楽器演奏   美術鑑賞・音楽鑑賞
生け花・フラワーデザイン   文芸   書道・習字・文字のアート   生活・実用   パズル・クイズ   語学   コレクション   パフォーマンス・余興

オカリナ,ハーモニカ,ケーナ,篠笛…を吹く

  オカリナ  ハーモニカ  ケーナ  篠笛

 オカリナ、ハーモニカ、ケーナ、篠笛…。ここでは口で吹く素朴な音色の楽器演奏をおすすします。どれもクラシックやジャズ、ポピュラーなどの主流から外れたマイナーな楽器ですが、誰でも気軽に吹けて、独奏が楽しめることや、心に沁み入るような独特の音色があることから、愛好者は少なくありません。

オカリナ

 
 オカリナは説明するまでもなく素朴な温もりのある響きを奏でる笛で、日本では宗次郎さんの音楽で広く親しまれるようになりました。誰でも気軽に独学でできるという点でも、魅力ある楽器です。

 余談ですが、オカリナという名称はイタリア語で、「小さなガチョウ」を意味します。発祥は不明で、世界各地の民族楽器に類似のものがあるようです。日本でも、オカリナに似た原理の笛らしき土器が出土しています。また、オカリナは形も一般的な「小さなガチョウ」である必要はなく、材質も陶器製以外のものもあります。さらに、穴の位置もメーカーによってまちまちです。

 オカリナは音域の狭い楽器で、音の高低や調性から様々な種類があります。ちなみに日本製には、ソプラノ(C調、G調、F調)、アルト(C調、G調、F調)、バスC調、があります。

ハーモニカ(クロマチック)

 ハーモニカといえば、60~70代以上の方にとっては最もなじみのある楽器ではないでしょうか。当時のハーモニカは「複音ハーモニカ」と呼ばれるもので、ピアノの黒鍵に当たるシャープやフラットがないものでした。ここでおすすめするのは「クロマチック・ハーモニカ」といって、上段の穴が下段より半音高い音になっているものです。

 このため、クロマチック・ハーモニカは五線譜上に記された♯・♭付きの音符が吹ける上、どんな調性の曲でも吹けます。それだけでなく、複音ハーモニカに比べて澄んだ音が出せ、テクニック的にも幅が広がっています。その表現力は、日本のあるプロ奏者がオーケストラと共演したほどで、ピアノやギターなど、リズム性のある楽器とのアンサンブルにも向いているでしょう。

 なお、クロマチック・ハーモニカは複音よりも高価です。教える教室が少ないのが難点ですが、よい指導書があれば独学で大丈夫です。

ケーナ

 ペルーのフォルクローレといえば、すぐにあの曲を連想する人が多いでしょう。「コンドルは飛んでいく」。南米の限られた地域の民族楽器に過ぎなかったケーナは、この曲によって世界中に知られることになりました。のびやかな中にも哀愁を帯びたたて笛の音色は、悠然と大地を見下ろしながら周回するコンドルのイメージと重なって、聞く人の心を和ませます。

 ケーナは音色だけでなくその外見も素朴な楽器です。しかし、だからといって決して簡単な楽器ではありません。あの美しい音色が吹けるまでが大変なのです。最初にこの笛を選ぶ際は細めのものがよいといわれます。楽器選びから練習の仕方まで、入門者はやはり上級者のアドバイスを求めるべきでしょう。

篠笛(横笛・竹笛)

 篠笛は日本の伝統的な楽器で、民謡や歌舞伎・文楽・浄瑠璃・日本舞踊などの舞台音楽として庶民に親しまれてきました。何の変哲もないように見える竹に穴が空いただけの篠笛は、それだけ庶民性を物語っています。しかし、表舞台での篠笛は、三味線や尺八に比べると脇役の感がありました。

 
 昨今では、従来の篠笛の役割を超えて、新しい音楽を創ろうという流れの中で、他の国の民族楽器や洋楽器などとの合奏も盛んに行われるようになりました。また、和太鼓との共演で、伝統を脱皮した現代日本音楽を創作するグループも出ています。篠笛の魅力が見直されて再評価されているといってよいでしょう。

 篠笛は三味線や歌に合わせて吹くため、その調子により12本の笛があります。曲の途中で転調した場合は、素早く持ち替える必要があるわけです。また、篠笛には独特の運指標というものがあり、楽譜も五線譜ではなく、数字や記号で表記されます。


  TOP  HOME