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けん玉の魅力-奥深い技の習得を目指そう!

「子供の遊び」から高度な技を披露する「パフォーマンス」へ

 

 けん玉は今さら説明の必要がないくらい、誰でも知っている日本の伝統的な遊びですが、大人で楽しんでいる人は意外に少ないようです。それは、けん玉が「子供の遊び」だという一般的通念があるからでしょうか。また、ちょっとやってみた人でも、初歩的な技でさえ簡単にはできないという事情がありそうです。

 けん玉は入口がちょっと難しく、ふつうに球を大皿や中皿、小皿に乗せることはなんとかできたとしても、大皿に乗った玉をけんじりで打って一回転させ、再び玉を大皿に乗せる「野球けん」といった技になると、なかなかできません。まして、「飛行機」と称して、玉の穴を上にして持ち、けんのほうを半回転振り回して玉の穴に入れる技などは、始めたばかりの人には神業としか思えません。

 しかも、「飛行機」はまだ難易度としてはたいしたことはないのです。「いくら練習しても、こんな小さな穴に、回転した棒が入るわけがない」とあきらめてしまう人にとって、けん玉は単なる「民芸品」の一つに過ぎないものになってしまいます。

「できた!」という達成感がけん玉の魅力


けん玉 でも、そんな夢のように思える技でも、基本を守って練習に励めば、必ずコツをつかめる瞬間がやってくるはずです。まずは正しい基本を中級以上の人から教わったり、公開サイトの動画で研究したりするなどして、飽きずに練習してみてください。一歩一歩、できることから段階的に進んでいくことが大事で、初めて新しい技ができたときの喜びは格別です。けん玉の魅力はまさにこの達成感なのです。

「アンリ3世も愛好した」というけん玉のルーツは?


 ところで、けん玉は日本が生んだ素晴らしい遊具であり、数々の高度で魅力的な技を生みだしてきましたが、実は類似した遊具は古今東西にあったのです。たとえば、アメリカの五大湖周辺のインディアンのジャグジェラや、日本のアイヌ民族のウコ・カリ・カチュなどが、けん玉に似た遊具として伝えられています。また、フランスの国王アンリ3世も「ビルボケ」というけん玉のようなものを愛好した、という記録が残っているそうです。

 日本にけん玉が入ってきたのは江戸時代とされていますが、明治時代に文部省が子供の遊びとして紹介してから、徐々に一般に浸透したようです。

競技用けん玉が誕生した80年代後半に大ブレイク!


 その後、けん玉は何度かの大流行を繰り返したのち、新設計の競技用けん玉が生まれ、「けん玉ルネッサンス」といわれるほどの爆発的な流行現象を生みました。1980年代後半の出来事です。

 「競技用」の出現によって、けん玉はもはや子供だけの遊びではなくなり、大の大人が目の色を変えて行う趣味としてのパフォーマンスになったのです。

100の技を一歩一歩極めていく。その先には競技会入賞が…

 けん玉の技は日本でたくさん生まれ、技の種類はあらゆるバリエーションを含めると300種類以上、一説によると1万をはるかに超えるともいわれます。しかし、競技用のけん玉には、その技を初歩的なものから順番に整理し、『けん玉の技百選』としてまとめたものがあります。その技百選に従ってマスターしていくのが合理的であり、励みにもなるでしょう。

 

 ちなみに『けん玉の技百選』の著者はTouchさんという方で、ホームページがありますので参考にしてください。(http://kendama.com/

 けん玉の競技会は、公益社団法人けん玉協会が主催するもののほか、各地のけん玉道場が中心になって行う大会や、小学生や少年少女向けの大会などもあります。技の奥義には限りがなく、また成功率を高めることも競技会には欠かせません。精神力の鍛練にもなります。上達すればするほど面白くなり、さらなる高みを目指したくなる。それは他のスポーツや頭脳ゲーム、芸術などに通じる大人の趣味ではないでしょうか。


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