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心身を鍛える武道、騎士道

  柔道  剣道  フェンシング  弓道  アーチェリー  乗馬

 武道の起こりは戦(いくさ)にあります。野蛮で残酷な行為であった人を殺傷する技の中から、危険な要素を排除して美しい型を完成させ、そこに魂を吹き込んで、強い心身を養うための「道」としたものが武道です。武道の一部は試合形式に対応するため、さらにルール化されてスポーツに発展しました。しかし、「スポーツ」としての武道は、勝ち負けをはっきりさせなければならない分、本来の「道」とは少し性格の異なったものになっています。

 それはともかく、趣味としての武道は、学校や企業、各種団体、地域の代表といった組織を背負っての「勝利至上主義」とは無縁の、真に楽しむためのスポーツです。いったん組織のしがらみから離れてみると、本当の「道」が見えてくるかもしれません。柔道、空手、剣道、弓道などの経験があり、一定の基礎を習得している方はぜひ、武道を再開し、楽しんでください。

 また、フェンシングやアーチェリー、馬術といった西洋の騎士道を連想させるスポーツも、日本とは全く異なる洗練された形で完成されています。「西洋のほうが格好いい」といった程度の理由で入門するのも悪くはありません(それを口に出すのは格好悪いかもしれませんが…)。西洋の合理主義的な発想が生んだ練習メソッドで学び、西洋文化の一端に触れるのも意義深いことです。

柔道

 中学か高校時代に部活で柔道をある程度やっていて、大人になってから趣味として再開したいという方は、道場に通うなどしてカンを取り戻し、黒帯を目指して頑張れます。問題は全く経験がないか、初歩的な受け身を習ったことがある程度で、柔道を始めたいという場合です。まず、大人の入門者を受け入れる道場探しから始めなければなりません。また、それ以前に柔道が想像以上に危険なスポーツ(というより格闘技)であることは、知っておかなければなりません。体の柔軟性や必要な筋力をつけるなど、一定以上の体力も要求されます。練習中の事故の多くは受け身の取り損ないです。特に、中年にさしかかってから柔道を始めたいという場合、是か非かは体力と心構え次第といえるでしょう。

剣道

 剣道は柔道のような危険性もなく、年齢や性別を超えて入りやすいのではないでしょうか。剣は相手を殺傷するものでしたが、竹刀で行う剣道は礼儀や作法に重きを置くもので、あまり勝ち負けにはこだわりません。剣道を続けると姿勢がよくなり、集中力が身につくと言われます。いいこと尽くめのようですが、防具は重く、夏は汗で蒸れます。稽古はけっこうきつく、体力を要求されるでしょう。それから、防具代もけっこう高価ですから、やるからには三日坊主にならないことが大事です。

フェンシング

 フェンシングは中世ヨーロッパの騎士道として発達したものですが、金網マスクの開発によってスポーツとして盛んになりました。日本ではあまりなじみの薄い競技でしたが、2008年北京オリンピック男子フルーレ個人で太田雄貴選手が銀メダルを獲得してから、多くの人にフェンシングの魅力を印象付けました。しかし、練習場はまだ少ないのが現状です。フェンシングを始めたい方は、「都道府県名 フェンシング協会」で検索して、練習場に問い合わせてください。
 フェンシングにはいろいろな種目がありますが、フルーレという種目から始めるのが一般的です。剣道同様に、初めに用具代がかなりかかります。ちなみに用具とは、マスク、ユニフォーム上、プロテクター、ユニフォーム下、ハイソックス、グローブ、シューズ、剣のことで、女性はそれに胸プロテクターが加わります。

弓道

 弓道は伝統的な武道ですが、競技は的を正確に射抜くだけでなく、「射型」という、理にかなった美しいフォームも審査の対象となります。弓は力で引くものではなく、正しい型をマスターすれば、女性でも無理なく引くことができます。上級者の弓を引く姿は実に美しく、弓道の魅力の一つとなっています。しかし、何といっても的に当たった時の爽快感がたまらない、という人が多いようです。弓道の効果としては礼儀・作法が身につき、姿勢がよくなるとともに、集中力がつくことが挙げられます。
 高校生、大学生以外の方が弓道を習うには、お住まいの地区の弓道連盟ないし弓友会、弓道協会を見つけ、初心者弓道教室があるかを尋ねるとよいでしょう。最初は道具を貸してもらえるはずですが、いずれ自分の弓が必要になります。練習は思ったよりも大変で、最初は集中して習った方がよいでしょう。実際に弓を引くところまでたどり着くのに相当の日数がかかるはずです。

アーチェリー

 アーチェリー(洋弓)の魅力は弓道同様に的を射た時の爽快感、達成感にありますが、「的は中心ほど点数が高く、一番点数が高い人が勝ち」という競技のシンプル性も魅力です。体力や筋力よりも集中力や内面的な強さが勝敗を決めることが多く、十代を過ぎてから始めても、努力次第で大きな大会に出られるレベルになれますから、励みになります。また、子供やお年寄りでも自分の体力に合わせた弓具を選ぶことができますから、老若男女が気軽に楽しめます。さらに、アーチェリーにはサイト(照準)をはじめとする、様々な正確性を期すための装備が取り付けられており、和弓にはない面白さがあります。唯一の欠点は、用具が高いことでしょうか(入門時はレンタルを利用できますが…)。アーチェリーを続ける効果は、姿勢がよくなる、集中力がつく、プレッシャーに強い精神力がつく、といったところでしょうか。

乗馬

 乗馬は「貴族のスポーツ」というイメージですが、今では一般庶民でも楽しめるようになっています。といっても費用の面から見ると、乗馬クラブの年会費は趣味に費やす金額としては高く、ヘルメット、キュロット、手袋、ブーツといった用具類も上記の「武道・騎士道」と比べるとかなり高めです。ちょっと体験してみるだけならともかく、上達するためにはそれ相当の時間をかけなければなりませんから、普通のサラリーマンの手の出せる趣味とはいえないようです。一にお金、二に暇、三に馬好き。これが乗馬を趣味とする条件といえましょうか。

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