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大人からの書道、その魅力と上達法

書道の魅力


 子どもの頃、親から書道を習わされて苦痛だったという方は少なくないと思います。でも大人になった今、「もっと字がうまくなりたかった」とか、「書の美しさに惹かれる」といった方が多いのではないでしょうか。

 日本人なら誰でも、すばらしい書を見れば感動するはず…。鑑賞する分には、その魅力に何の説明もいりません。でも書道を始めるとなるとちょっとためらってしまう。そんな方のために、まず書道の魅力というものを経験者に取材したことを、まとめてここにご紹介します。

墨の匂いに惹かれて書道を始めた?


 書道の魅力とは何かという問いに、意外な答えが多く返ってきました。それは「墨の匂いが好きだ」ということです。といっても「墨の匂いに惹かれて書道を始めた」というわけではありません。書道を習っているうちに、墨を磨る時間が不思議と心を落ち着かせることに気付き、その香りが好きになったということのようです。

 書道で使う墨には、お香やアロマ等と同様の鎮静効果があるのかもしれません。また、墨をゆっくり磨るという所作自体が、集中力を高めている面もあるでしょう。

 気持ちがリラックスして、同時に集中してきた頃に、お手本を見ながら筆を運び、一歩一歩美しい書に近付いていく。その醍醐味は、半ば強制されて習った子供時代には味わえないものです。

漢字と仮名、それぞれの魅力


 書道を習い始めると最初に「永字八法」を教えられます。「永」の字に含まれる8つの技法がある程度うまく書けるようになって、漢字の上下左右のバランスの大事さに気付いてくると、漢字の魅力に取りつかれます。個々の漢字にはそれぞれ特有の意味があり、表情が実に豊かです。書の世界から漢字の世界へ、さらに魅力が広がっていくでしょう。

 また、漢字のくずし字から生まれた仮名には別の魅力があります。ひらがなの持つ柔らかさ、スピード感、字と字が流れるように美しくつながる連綿体…。仮名の世界には奥深いものがあります。文字自体に意味がないだけに、より美術的な色彩が強いともいえるでしょう。

 筆使いに慣れてきたら、水墨画などの絵画の世界にチャレンジしてみるのもよいかもしれません。

上達するには…

 

変な癖をつけない


 初心者にとって一番大事なことはしっかりした先生の指導を受けることです。それは、自己流で固まってしまうと矯正に時間がかかるからです。

 「変な癖をつけない」ということは書道以外でも、習い事全般にいえることです。ゴルフでは最初に正しいスイングを身につけることが最も重要ですし、囲碁では正しい筋と形を身につけないと、実戦でどんなに力をつけても初段の壁は破れません。我流で固まってしまうと、上達がストップしてしまうのです。

 お手本を見てやみくもに練習を続けても、初心者が自分の欠点とその直し方を発見することは至難の業です。先生のたった一言で突然、視界が広がってくる、そんな指導者にめぐり合うことが上達の第一歩といえるでしょう。

書道への心構え、時間の使い方


 さあ、書道をやるぞ! と気負った末に、結果は三日坊主。そんなことにならないために、自宅でいつでも筆が使えるように、目につくところにところに道具を置いて準備を整えておきましょう。手を使う習い事では、短い時間でも継続して続けることが大切。すき間時間を見つけて活用することが上達のコツです。

 また、初心を忘れないためには、単に練習するだけでなく、書道展に足を運ぶなど、日頃から書画に親しんでおくことも大事です。最初からお手本どおりの上手い字を書こうとしないで、良い動きをするように心がけることが大事なことは、多くの書家が教えているところです。表面的な形にこだわるのではなく、正しい筆使いを手に覚えさせることが先決のようです。


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