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貼り絵、切り絵、押し花絵の趣味

  貼り絵(ちぎり絵)  切り絵(影絵)   押し花絵(押し花アート)

 絵を描くのは好きだけど、絵の具を使うのはあまり好みじゃない…。そんな方の美術創作への思いを満たしてくれるのが、はり絵、切り絵などの絵画的な手工芸です。どれも絵心が必要ですから、趣味として続けられるかどうかは、お手本どおりに作って技法を身につけた後にかかっています。オリジナルの絵(デザイン)が描けるようになれば、かけがえのない趣味になるでしょう。

貼り絵/ちぎり絵

 色とりどりの和紙や用紙を切ったりちぎったりして台紙に貼り、絵を作るのが貼り絵です。カッターナイフで切る場合は鋭い線が出ますが、和紙をちぎって貼れば独特の柔らかい風合いが表現できます。「ちぎり絵」と言う場合は主に後者の技法を使うもので、日本画風の色紙絵などはその材質感が引き立ちます。

 絵の具と比べて、混色ができない、陰影のつけるのが不自由、平面的な表現になりやすい、などの物足りなさがありますが、逆にそれを長所と考えれば、絵の具では表現できない独特の絵を描くことができます。例えば、紙の繊維を強調した材質感、鋭角の鋭い線、コントラストの強い陰影、面の構成の美しさ…などです。下絵さえあれば誰でも気軽に楽しめますが、高度なテクニックを身につけると、その奥深さが分かってくるでしょう。

 入門者は先生の描いたやさしい下絵をもとに技法を学びますが、もちろん自分で描いた下絵でオリジナル作品を作ることが目標となります。教室もおすすめですが、通信講座でも身につけやすい美術手芸でしょう。

切り絵/影絵

 切り絵は、紙をカッターナイフで絵柄となる部分を切り抜きながら絵を描いて「影絵」を作る手工芸です。くりぬいた部分には裏側から様々な色紙を貼り付けて、絵を完成させます。切った線の力強く鋭い美しさと、地の部分の色彩の美しさの対比が魅力です。

 切り絵は、下絵があれば誰でも作れますが、自分のオリジナル作品を作るとなるとやはり絵心が必要となります。特に、切り絵という性質上、下絵は鋭くて太い輪郭線で描かなければならないので、まずは切り絵の制作に慣れることが重要です。

 なお、貼り絵と切り絵では、同じ紙を使いながらも、足し算と引き算くらいの違いがあります。貼り絵はどちらかというと女性に好まれ、切り絵は男性に好まれる傾向があるようです。

押し花絵/押し花アート

 押し花絵は文字通り押し花で絵を作る手芸ですが、技術的には押し花の作り方と絵の構成の仕方に分かれます。子供の頃、厚い本の間に挟んで押し花を作った方も多いと思いますが、本格的な押し花は、花や葉の形を整えたり、水分の多い茎を半分に切ったりと、さまざまな技法が必要になっています。押し花の製作用品はキットになって販売されています。

 また、絵の作り方は日本画風に仕上げるのが一般的で、色紙や短冊に構成して貼り付けます。配置次第で作品は魅力的になったり、つまらないものになったりしますから、余白・空間を生かすための画面構成の勉強は欠かせません。

 なお、「押し花アート」という場合は、ヨーロッパ風の構成となり、絵画というよりは装飾、デザインという雰囲気になります。たくさんの花をちりばめる洋風の作品は、和風の押し花絵に比べてはるかに華やかです。どちらを目指すかは趣味の問題です。

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